ギブソン・レスポールの特徴...: 楽器情報AMP

公式に「Les Paul Model」を販売しているのは、ギブソンとエピフォン...


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ギブソン・レスポールの特徴...

ギブソンのレスポールは、1952年から製造されているギブソンのモデルです。現在公式に「Les Paul Model」を販売しているのは、ギブソンおよび子会社のエピフォンのみです。しかしコピーモデルは色々なメーカーから販売されています。

◆ギブソン・レスポールは1952年に製造...

レスポールは、ギブソンとギタリストのレス・ポールとの共同開発で作られたモデルです。1952年に販売されたころのモデルはシングルコイルのピックアップ(P-90)が搭載されていました。現在のようなハムバッカーを搭載したモデルは1957年より後に製造されたモデルです。

ちなみにハムバッカー・タイプのピックアップは、シングルコイルのピックアップを互いに逆方向になるように並べて使用することで、双方に生じるハムノイズが打ち消しあいアンプから流れるハムノイズを低減させる効果があります。

また、相乗効果としてシングルコイルに比べ、出力が倍増している分音が歪みやすく、ロック向けのサウンドを得る事が出来ます。

◆レスポールのブリッジ

レスポールのブリッジは、「トラピーズブリッジ」「ストップ・テイルピースブリッジ」「チューン・O・マチック&ストップ・テイルピース・ブリッジ」の3種類が採用されていますが、現在は「ジュニア」などに「ストップ・テイルピースブリッジ」が使用され、「スタンダード・モデル」などには、オクターブチューニングが出来る「チューン・O・マチック&ストップ・テイルピース・ブリッジ」が採用されています。 (チューン・O・マチックには「前期型ABR-1」「後期型ABR-1」「ナッシュビル・タイプ」があります...)

◆レスポールの材質

ギブソン初のソリッドギター、レスポールのスタンダード・モデルは、サステインを得るために、表側にイースタン・メイプル、裏側にマホガニーを貼り合わせた構造になっています。 1958年以降2ピースの・ブックマッチが採用されます。

ネックは、マホガニーワンピースが基本となっていますがメイプルネックも多少存在しています。

◆レスポールの塗装

初期のモデルはゴールド・トップなどが主流でしたが1958年ごろからサンバースト塗装が施されるようになります。サンバーストになってブックマッチの美しい木目が見えるようになりました。

◆レスポール生産中止.....

1952年に登場したレスポールは、1960年に一度、生産が注視されています。当時フェンダーの製品に比べボディが重かった事やハムバッキングのピックアップが当時のアンプで使用するのにコントロールしづらかった為にあまり人気が出なかったようです。 しかし、1960年代に入りエリック・ラプトンがブルース・ブレーカーズのアルバムでレスポールを使用したことから、ギブソンのレスポールとマーシャルのギターアンプ1962の組み合わせが「極上サウンド」との評価を得たことで有名になりました。 また、1970年代に入ってレッド・ツェッペリンのジミー・ペイジが使用したことで、さらに人気が上がりました。

レスポール・モデルは、1968年から再生産されることになり現在に至ります。

◆レスポール愛用したギタリスト....

エリック・クラプトン/ジェフ・ベック/マイク・ブルームフィールド/ジミー・ペイジ/ジェリー・ガルシア/ポール・コゾフ/ジミー・ペイジ/フランク・ザッパ/ニール・ヤング/デュアン・オールマン/ジョー・ウォルッシュ/レーナード・スキナード/ビリー・ギボンズ/ヤン・アッカーマン/エアロスミス/リック・ニールセン/エディ・ヴァン・ヘイレン/ランディ・ローズ/ブラッド・ギルス/スラッシュ/ザック・ワイルド など.....