真空管ギターアンプのバイアス調整って...??:楽器情報AMP

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真空管ギターアンプのバイアス調整は、真空管を交換する際に必要になります...

◆真空管アンプのバイアス調整とは...調整が不要のアンプもあります

フルバルブアンプなどのバイアス調整は、真空管の交換の際に行います。交換した真空管に合った最適なバイアス電圧を調整することで真空管の能力を引き出します。

基本的に真空管アンプのバイアス調整は、パワーアンプの真空管を交換する際に行います。チューブアンプのプリアンプに使用されている12AX7や12AU7等は自己バイアス方式なので、バイアス調整は必要ありません。プリ管の場合は真空管を新たなモノと交換するだけでバイアス調整は行いません。

また、アンプに使用されているパワー管(EL34,EL84,6L6等)の中にもバイアス調整が不要の自己バイアス方式のものがあります。この場合は、パワー管の交換でもバイアス調整が必要ありません。

自己バイアス方式のパワーアンプは、音質をバイアスで調整しませんので交換した真空管の特性によってアンプの音質が変化します。

次に、パワーアンプでバイアス調整が不要なのは、メサブギーなどに使用されている電圧固定型の固定バイアス方式のアンプです。メサブギーの真空管は、バイアスセレクトスイッチによって「6L6」「EL34」の変更が可能ですが、交換できるのはバイアスを合わせてあるメサブギーのメーカー純正の真空管に限ります。

◆真空管の調整の際にバイアス調整が必要なチューブアンプ...

上記以外の電圧可変型の固定バイアス方式を採用している真空管パワー・アンプは、真空管の交換の際にバイアスの調整が必要になります。

知識がある方は、ご自分で調整することも出来ますが、自信のない方は楽器屋さんでも調整できるところがありますので、真空管の交換に合わせてバイアス調整を依頼することも出来ます。楽器店などに依頼すると真空管のバイアス調整だけで1万円前後の費用が掛かるようです。

お持ちのギターアンプが電圧可変型の固定バイアス方式を採用しているかどうかは、回路図でパワー管のグリッド端子の接続状態を見れば判定できますが、回路図などが入手困難な場合は、真空管の専門店などに相談しましょう。

パワー管はプリ管に比べ交換頻度が高いので、交換の際は下記のようなネットで利用できる真空管の専門店などを利用すると良いかもしれませんね.....

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